あの頃の夏に連れて行ってくれる──90年代邦楽プレイリスト10選
この記事でわかること
- 01.スピッツ、Mr.Children、ZARD、globe──90年代邦楽の名曲を夏の場面別に10曲厳選した。
- 02.リアルタイムで聴いた人には懐かしく、初めて聴く人には新鮮に響く。時代を超えて愛される10曲。
- 03.「夏になるとまた聴きたくなる」90年代邦楽を選んだプレイリスト。
夏になると、急に聴きたくなる曲がある。
最近ではない。
遠い夏の空気を連れてくる曲。
聴いた瞬間、どこかの夏の午後に引き戻されるような感覚。
90年代邦楽にはそういう曲が多い。
今回は「夏になるとまた聴きたくなる90年代邦楽」を10曲選んだ。
リアルタイムで聴いていた人には懐かしく、初めて聴く人には新鮮に響く。
そういう曲を、白波瀬まどかが正直に選んだ。
No.01 スピッツ「ロビンソン」(1995年4月5日)
こんな場面に:夏の昼間、窓を開けながら
「ロビンソン」は90年代邦楽を代表する一曲だ。
1995年4月5日リリース、スピッツの11thシングル。
YouTubeのMVは2025年9月に再生回数2億回を突破し、90年代リリース楽曲では初の快挙となった。
「新しい季節はなぜかせつない」という歌い出しが持つ、あの浮遊感。
夏の昼間に窓を開けてこれをかけると、どこか遠い場所に連れていかれるような感覚がある。
30年前の曲が今も新鮮に聴こえる理由は、草野マサムネのメロディが時代を超えているからだと思う。
No.02 ZARD「負けないで」(1993年1月27日)
こんな場面に:夏の朝、気合いを入れたいとき
1993年1月27日リリース。
オリコンでミリオンセラーを記録したZARDの代表曲。
坂井泉水の「負けないで、もう少し」という言葉は、どんな時代でも同じように届いてくる。
「夏の朝」にかけると不思議と前向きになれる一曲。
朝の光の中でこれを聴くと、なんとなくこの夏を乗り越えられる気がしてくる。
No.03 DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」(1995年7月24日)
こんな場面に:夏の夕方、誰かを待っているとき
1995年7月24日リリース。
TBS系ドラマ「愛していると言ってくれ」の主題歌・挿入歌として大ヒットし、DREAMS COME TRUEのシングル最大セールス(累計248.9万枚)を記録した。
吉田美和の「どんなにどんなに〜」という声の伸びは、夏の夕暮れの光と溶け合う。
誰かを待っているとき、あるいは誰かを想っているとき。
夏の夕方の「少し切ない」感情に、この曲は寄り添ってくれる。
No.04 Mr.Children「Tomorrow never knows」(1994年11月10日)
こんな場面に:夏の終わりを感じ始めた夜
1994年11月10日リリース。
ミリオンセラーを記録したMr.Childrenの代表曲のひとつ。
「Tomorrow never knows」というタイトルが示す通り、明日のことは誰にもわからないという普遍的なメッセージが、30年経った今も刺さる。
厳密には秋のリリースだが、夏の終わりの夜に聴くと、過ぎていく季節の惜しさがそのまま音楽になっている気がする。
No.05 Mr.Children「innocent world」(1994年6月1日)
こんな場面に:夏の昼下がり、少し懐かしい気持ちのとき
1994年6月1日リリース。
Mr.Childrenの5thシングルで、ミリオンセラーを記録した。
桜井和寿の透き通るような声と、あのサビのメロディは一度聴いたら忘れられない。
「innocent world」という言葉の持つ清潔感が、夏の午後の光と重なる。
リアルタイムで聴いていない世代にこそ、一度聴いてほしい一曲だ。
No.06 globe「DEPARTURES」(1996年1月1日)
こんな場面に:夏の夜、少し感傷的な気分のとき
1996年1月1日リリース。
globeの累計最大売上シングルで、228.8万枚を記録した。
KEIKOの声と小室哲哉のサウンドが生み出す浮遊感は、夏の夜の空気と溶け合う。
「出発」という言葉が持つ切なさと期待の混在が、夏の終わりに向かう時期に聴くと特別に響く。
No.07 安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」(1997年2月19日)
こんな場面に:夏の夜、大切な人と一緒にいるとき
1997年2月19日リリース。安室奈美恵のシングル最大売上を記録した小室哲哉プロデュースのバラード。
フジテレビ系月9ドラマ『バージンロード』の主題歌として広く知られている。
大切な人と夏の夜を過ごしているとき、この曲をかけると場の空気が少し特別になる。
時代を超えて結婚式の定番曲として愛され続けているのも納得の一曲だ。
No.08 スピッツ「チェリー」(1996年4月10日)
こんな場面に:夏の朝、ゆっくり目が覚めたとき
1996年4月10日リリース。
「ロビンソン」と並ぶスピッツの代表曲で、こちらもミリオンセラーを記録した。
「君を忘れない」というシンプルな言葉の強度が、何年聴いても変わらない。
夏の朝、ゆっくりと目が覚めた瞬間にこれが流れていると、その日が少し特別に始まる気がする。
No.09 MY LITTLE LOVER「Hello, Again ~昔からある場所~」(1995年8月21日)
こんな場面に:夏の夕暮れ、どこかに帰りたくなったとき
1995年8月9日リリース。
MY LITTLE LOVERのデビューシングルで、ミリオンセラーを記録した。
小林武史プロデュース、akkoの少女のような声が夏の夕暮れに不思議と合う。
「昔からある場所」という言葉が、どこか懐かしい夏の風景を呼び起こす。
初めて聴く人でも「懐かしい」と感じる、不思議な普遍性を持つ曲だ。
No.10 GLAY「Winter, again」(1999年2月3日)
こんな場面に:夏の終わり、秋の気配を感じ始めたとき
1999年2月3日リリース。GLAYの代表的バラードで、ミリオンセラーを記録した。
タイトルは「冬」だが、夏の終わりに聴くと次の季節への予感が音楽になっているような感覚がある。
「逢いたいから 恋しくて」という言葉が持つ切なさが、夏から秋に変わるあの微妙な時期の感情にぴったり合う。このプレイリストの締めくくりとして、ここに置いた。
まとめ:時代を超えて届く音楽
10曲並べてみると、スピッツ、ZARD、DREAMS COME TRUE、Mr.Children、globe、安室奈美恵、MY LITTLE LOVER、GLAY──90年代邦楽の豊かさを改めて感じた。
この曲たちに共通しているのは「メロディの強さ」だ。
時代のサウンドプロダクションを超えて、メロディそのものが人の心に届く。
それが30年経った今も聴かれ続けている理由だと思う。
| No. | 曲名 | アーティスト | リリース年 | こんな場面に |
|---|---|---|---|---|
| 01 | ロビンソン | スピッツ | 1995年 | 夏の昼間、窓を開けながら |
| 02 | 負けないで | ZARD | 1993年 | 夏の朝、気合いを入れたいとき |
| 03 | LOVE LOVE LOVE | DREAMS COME TRUE | 1995年 | 夏の夕方、誰かを待っているとき |
| 04 | Tomorrow never knows | Mr.Children | 1994年 | 夏の終わりを感じ始めた夜 |
| 05 | innocent world | Mr.Children | 1994年 | 夏の昼下がり、少し懐かしい気持ちのとき |
| 06 | DEPARTURES | globe | 1996年 | 夏の夜、少し感傷的な気分のとき |
| 07 | CAN YOU CELEBRATE? | 安室奈美恵 | 1997年 | 夏の夜、大切な人と一緒にいるとき |
| 08 | チェリー | スピッツ | 1996年 | 夏の朝、ゆっくり目が覚めたとき |
| 09 | Hello, Again ~昔からある場所~ | MY LITTLE LOVER | 1995年 | 夏の夕暮れ、どこかに帰りたくなったとき |
| 10 | Winter, again | GLAY | 1999年 | 夏の終わり、秋の気配を感じ始めたとき |